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歴史

 通算9枚目のアルバム「Strange Cousins from the West」をリリースした
 メリーランド州出身のクラッチ。
 1990年に結成されたベテラン・バンドだが、
 今回は、新しいサウンドをこのアルバムに収録。
 2009年7月7日に発表された「Strange Cousins from the West」には、
 ブルース、パンク、ファンク、ロックなど各種類の「サウンド」
 を収めた。

 ギターリストのティム・ストートが弾く60年代のブルースなサウンド、
 ベーシストのダン・マイン、ドラマーのジョン・ポール・ガスターの
 「経験」がボーカルのニール・ファロンのファンキーな歌声とマッチ。
 一人一人の音楽の才能はきわめて凄い物だが、
 この4人の生まれ持った才能と感覚が、
 新しい「クラッチ・サウンド」を作り上げた。

 ボーカルのニール・ファロン、

    「クラッチの過去20年の経験と、
    これからの20年の区切りになったアルバムだと思う。
    歌詞を書くプロセスから、音楽のリフに当たるまで
    細かい所に神経を使ったんだ。
    歌詞の中では言いたいことをはっきりと伝え、
    曲はいろいろなジャングルのサウンドを使い、
    以前と違うアルバムを作りたかったんだ」。

 このアルバムからファーストシングルになった
 「50,000 Unstoppable Watts」は、
 クラッチの新しいサウンドの代表作とも言えるだろう。
 以前はなかったヘビーなサウンドと、
 リズムを取り入れた曲になった。

 今回の新しい「サウンド」について、ボーカルのニールは
 アルバムに納められた「Abraham Lincoln」で実感をしたとの事。

     「曲が先に出来上がったんだが、同時進行で、
     あたまの中で歌詞を書いていたんだ。
     歌詞を書く時点で大切なことは、発想と想像と思う。
     この曲の様にリンカーンが思ったことや、
     感じた事を想像で書いた。
     それを、ファンにどの様な形で伝えるかを、
     バンドのみんなと話し合ったんだ。
     これって、推理小説を書くのと似ているんじゃないかな?」。

 音楽業界では珍しく、クラッチはデビューの頃の
 ハングリー精神を、20年以上保っている。
 今回のアルバムは、ブルースなどを取り入れた、
 2007年の「From Beale Street to Oblivion」からの
 2年ぶりのアルバムで、「進化」がわかる1枚だろう。

 ニール・ファロン、

     「6曲目の「The Amazing Kreskin」には、
     20年前にやったサウンドと
     今までにはなかったブルース、ロックなどの、
     リズムを取りいれたんだ。
     クラッチのルーツを使い、
     新しいサウンドと混ぜ合わせるのは、
     ものすごく楽しい経験になった」。

 1991年以来、バンドのメンバー一人一人が、「ロックンロール」の
 最大限を目指して活動をして来た。
 ライブでのサウンドでも、そのエネルギーがファンには伝わる
 事で「カリスマ」的なリスペクトをされているのは事実である。

 10曲目の「Algo Ha Cambiado」はスペインのPoppo’s Blues Bandの
 代表作をカバーした、スペイン語にて歌った曲。
 クラッチが他のバンドの曲をカバーしたのは今回が初めて。
 ニールの声とクラッチ・サウンドがマッチした。

 ニール・ファロン、

     「色々な新しい事にチャレンジを
     しないって事は、死んだのと同じだよ。
     新しい事に目を向けて、挑戦をしないと
     つまらないと思わないかい?
     その挑戦をしたい気持ちがあるから、
     最初は辛くても楽しいと、思えるんだ。
     死ぬ前に「あ〜しとけば、良かったなぁ〜」って
     後悔をしたくないし。常に新しい事に目を向けないと
     俺たちは満足が出来ないんだ。
     例えば、このバンドが新しい事への挑戦を恐れて、
     同じ事の繰り返しをしたとしよう。
     ファンのみんなは、それが絶対にわかるよ。
     俺が言えるのは、この時点でクラッチは死んだも当然さ」。

 この哲学はバンドが結成された1990年から現在も続いている。
 今回のアルバムは、バンドの通算9枚目の作品だが、
 このアルバムは、自分たちで設立をした
 レコード・レーベル「Weathermaker Music」からリリース。
 これと同時に、Weathermaker Musicからは、ライブCD/DVDタイトル
 「Live at the 9:30」をリリース。

 ニール・ファロン、

     「自分達がやりたい音楽が出来るって満足感が溜まらない。
     以前は、レーベルから押さえつけられた所はあったんだ。
     だから今になって、好きなことが精一杯出来ようになった。
     自分たちがやりたい事はデビュー当時から同じなんだよ。
     例えば、大きなレーベル“アトランテック”社にいた時も、
     この気持ちは同じだった。
     常に、ファンが喜ぶ良い作品を作り、アルバムに収める。
     良いアルバムを作るために良いスタッフを起用する。
     レーベルの売り上げを伸ばすだけの「機械」にはなりたくないんだ」。

 今回のアルバム「Strange Cousins from the West」の収録は、
 クラッチの地元メリーランド州にてJ. Robbins氏を
 プロデューサーに招いて行われた。

 ニール・ファロン

     「彼の直感とバンドのサウンドが完璧に合ったと思う。
     彼はレコーディング・エンジニアの経験があり、
     クラッチの本当のサウンドを最大に引き出してくれた」。

 アルバムでは出せないエネルギーと、生のサウンドが味わえるライブは、
 ファンが「クラッチ」を愛する理由の1つでもある。
 いろいろな分野のバンドが集まる、イギリス、オーストラリア、アメリカの
 夏のフェスティバルでは、長い時間、車を走らせて見に来るクラッチの
 ファンが多い。

 フェスティバルで世界中を回っていない時は、
 アメリカ・カナダでのツアーを平均半年は行っている。

 ニール・ファロン

     「このバンドにはライブが大切なんだ。
     俺達を支えてくれているファンには
     ギター、ドラム、マイク、ベースとアンプで
     本当のロックンロールを楽しんでもらいたい。
     そして、その反響を見て、次のアルバム製作の
     モチベーションにするんだ。
     これは、バンドが結成されてからずっと
     変化していない哲学なんだ。
     音楽が持ち出す魅力って、聞いている人を違う
     世界に運びだれると思うんだ。
     その中で起きる想像の中で、俺たちとファンが
     一つになれると信じている」。

 インタビュー Rick Florino

 日本語通訳 Kazu Sakatani (Hermosa Communications Group, Inc)

 

 

 

 

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